キムラ緑子とは
キムラ緑子のプロフィール情報
- 名前:キムラ緑子
- 本名:牧野緑子(旧姓:木村)
- 生年月日:1961年10月15日
- 年齢:60代前半(2020年代時点)
- 出身地:兵庫県洲本市(淡路島)
- 学歴:同志社女子大学卒業
- 職業:女優(舞台・ドラマ・映画)
- 所属事務所:シス・カンパニー
女優としての経歴と代表作
女優としては、劇団M.O.P.での長年の舞台経験を土台に、テレビドラマや映画に活躍の場を広げてきました。
NHK連続テレビ小説では「まんてん」「純情きらり」「ちりとてちん」「ごちそうさん」「半分、青い。」「おむすび」など、多数の作品に出演し、朝ドラ常連と呼ばれるポジションを確立しています。
ドラマでは「ごちそうさん」で見せた強烈な小姑役や、「半分、青い。」などでの親世代の役柄が印象的で、物語を引き締める名脇役として評価されています。
映画では「関ヶ原」「祈りの幕が下りる時」などにも出演し、骨太な作品の中でも自然体の芝居で作品に深みを与えています。
キムラ緑子の旦那のマキノノゾミはどんな人?

夫のマキノノゾミのプロフィール情報
- 名前:マキノノゾミ
- 本名:牧野 望
- 読み方:まきの・のぞみ
- 性別:男性
- 生年月日:1959年9月29日
- 年齢:66歳(2025年時点)
- 出身地:静岡県浜松市
- 職業:劇作家・脚本家・演出家・俳優
キムラ緑子さんの夫であるマキノノゾミさんは、テレビドラマや舞台の脚本も多く手がけ、森光子さん主演の舞台など、名前を聞くだけで納得の代表作が並びます。
マキノノゾミさんは、エンタメ性と人間ドラマを両立させた脚本づくりで評価されており、観客の心に残るセリフや人物造形に定評があります。
演劇ファンからの信頼が厚いクリエイターと結婚している点も、キムラ緑子さんに注目が集まる理由の一つといえます。
劇団M.O.P.の主宰としての実績
マキノノゾミさんは、1984年に劇団M.O.P.を旗揚げし、2010年の解散まで主宰として劇団を牽引してきました。
オリジナル作品の脚本・演出を担いながら、多くの俳優を育て、地方公演を含めて精力的に上演を続けたことで、演劇界で確固たる評価を得ています。
リアルで温かい人間描写とテンポの良い会話劇は、観客だけでなく演劇関係者からも高く支持されています。
そんな創作の現場で、キムラ緑子さんは看板女優として長年並走してきたので、夫婦というより表現のパートナーという側面も強く感じられます。
キムラ緑子と旦那の馴れ初め
同志社女子大・同志社大学の演劇サークルでの出会い
2人の出会いのスタート地点は、同志社女子大学と同志社大学の学生演劇でした。
キムラ緑子さんは、同志社女子大学在学中に友人から誘われてマキノノゾミさんの舞台を観劇し、その作品に強い衝撃を受けたことがきっかけで、姉妹校・同志社大学の演劇サークル「第三劇場」に参加するようになったと伝えられています。
観客として訪れた学生が、演劇サークルに飛び込むほど心を動かされた出会いという点が、とてもドラマチックです。
舞台への参加から交際に発展するまでの流れ
サークルに参加してからは、キムラ緑子さんはマキノノゾミさんの作品世界の中で役者として成長していきました。
舞台づくりの時間を共有するうちに信頼関係が深まり、役者と演出家としてだけでなく、人生のパートナーとして惹かれ合うようになったとされています。
稽古場では厳しいやり取りもあったはずですが、それを乗り越えながら関係が深まっていったと想像すると、表に出ないストーリーにも興味が湧きます。

しんどい場面を一緒に乗り越えた経験が積み重なったら、「この人と一緒やったら、もっとおもしろいもん作れるかも」と感じて、自然と惹かれ合っていったんやろなあ、と想像してしまいます。
1992年の結婚と当時の年齢・結婚生活のスタート
大学卒業後、キムラ緑子さんはいったん地元・淡路島で塾講師として働きますが、その後、マキノノゾミさんが旗揚げした劇団M.O.P.に参加し、本格的に役者として歩み始めました。
そして1992年に結婚し、看板女優と主宰という関係で、劇団と家庭の両方を共に支えていく生活が始まります。
劇団という場を育てながら夫婦生活も営む形は、一般的な結婚生活とはまた違った密度の時間を生み出していたように感じます。
離婚の理由とその後の関係
2005年の離婚発表までの経緯
キムラ緑子さんとマキノノゾミさんは、2005年に一度離婚しています。
報道やインタビューでは、キムラ緑子さんの側から切り出した円満離婚であったと紹介されており、決して不仲だけが理由ではなかったニュアンスが伝えられています。
長く仕事も家庭も共有してくると、自分自身の立ち位置や距離感を調整したくなる時期が来るという点に、共感を覚える人も多いのではないでしょうか。

長年連れ添ったパートナーとの関係を見直すタイミングは、誰にでも訪れる可能性がありますし、「一回離れる」という選択肢もありなんやな、と少し気持ちがラクになる人もおるかもしれません。
離婚後も続いた連絡や仕事での関わり方
離婚後も2人の関係が完全に途切れることはなく、ブログやインタビューでは互いの名前が登場し続けたと報じられています。
仕事面でも、劇団や舞台を通じて接点が残り、飼い猫を預け合う生活が続いたことが後の再婚につながるポイントになりました。
離婚しても尊重し合える関係性を維持していたからこそ、次のステップに進めたという点が非常に興味深いです。
同じ相手と復縁!再婚した理由
再婚前後の状況とは
再婚前後の時期には、劇団M.O.P.の活動終盤や解散など、仕事面でも大きな転機が重なっていました。
キムラ緑子さんはインタビューで、現在の夫婦関係について「たまに会う」程度の距離感がちょうど良いと語ることもあり、同居や別居にこだわらない柔軟なスタイルをとっていることがうかがえます。
結婚の枠に自分を合わせるのではなく、自分たちのペースに結婚をフィットさせている点が、とても現代的な価値観に感じられます。
愛猫がきっかけと言われる再婚エピソード
復縁と再婚の大きなきっかけとなったのが、2人が可愛がっていた猫の存在です。
キムラ緑子さんが地方公演などで家を空ける際、猫をマキノノゾミさんに預ける機会が増え、猫が懐いていく様子を見たことから、一緒に暮らしたいという気持ちが再び高まったとされています。
ペットを介して距離が縮まり、自然な流れで再同居から再婚へ進んでいく展開は、温かくて映画のようなストーリーです。

ペットは人と人との間をやわらかくつないでくれる存在ですが、まさにその象徴のようなケースです。
感情だけでなく、「この人なら猫を安心して任せられる」「この人となら穏やかな生活が送れそうだ」という信頼感が再確認されていった過程がうかがえますね。
再婚後の夫婦の距離感と現在の結婚生活のスタイルは
2010年に同じ相手と再婚した後も、キムラ緑子さんとマキノノゾミさんは、適度な距離を保ちながら良好な夫婦関係を続けています。
仕事柄、別々に過ごす時間も多い一方で、作品や猫を通じてつながるスタイルが定着しているようです。
一般的な「夫婦像」とは少し違うかもしれませんが、2人にとって心地よい形を選び取っている点が魅力的で、自分たちなりの幸せの形を模索する人にとって参考になる事例だと感じます。
子供の有無と家族観
子供がいない理由について触れられている発言
キムラ緑子さんとマキノノゾミさんの間に、子供はいないとされています。
インタビューなどでは、「子供がいたら離婚していなかったかもしれない」といったニュアンスの言葉も紹介されており、夫婦にとっての選択やタイミングの難しさがにじんでいます。
子供の有無だけで夫婦の価値を測らないというスタンスが伝わり、大人のカップルならではの深い絆を感じます。
親との関係や家族エピソードから見える価値観
キムラ緑子さんは、淡路島で育った親とのエピソードや、認知症を患う母親との向き合い方などもメディアで語っており、家族を大切にする姿勢がうかがえます。
自分の家庭には子供はいない一方で、作品や猫、親との時間を通じて、独自の家族観を築いている印象です。
血縁だけにとらわれない家族のかたちを体現している点も、多くの視聴者の共感を集める理由の一つになっているように思います。
まとめ
キムラ緑子さんは、淡路島出身の実力派女優として、朝ドラや映画で幅広く活躍しつつ、私生活では劇作家・マキノノゾミさんと「離婚→復縁→再婚」というドラマのような歩みをたどっている人物です。
結婚生活も仕事も同じパートナーと共有しながら、一度は距離を取り直し、愛猫をきっかけに自然な形で再び寄り添う関係になったことで、「自分たちらしい夫婦のかたち」を選び取っている点が大きな魅力と言えます。
夫婦の間に子供はいないものの、舞台やドラマの作品世界、猫、そして故郷の家族との関わりを通して、血縁にとらわれない温かな家族観を築いてきた姿は、多くの視聴者に共感と勇気を与えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。



